□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 22017年03月24日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。金価格の短観です。ここにきてマーケット全体で再び米国の政治リスクをテーマ化する動きが見受けられますが、現在のマーケット環境を金市場の視点から見直します。 =================================== トランプ政権に対する不安心理が再浮上、金需要が喚起できるか勝負の時 =================================== <オバマケア見直しは仕切り直しへ> トランプ政権が最重要政策の一つと位置付けている医療保険制度改革(オバマケア)の代替法案の採決が延期された。オバマケア(Obama Care)は、その名の通りにオバマ前大統領が2008年の大統領選で選挙公約として打ち出し、2010年3月23日に議会での承認を経て大統領が署名し、2014年1月から完全実施が始まった医療保険制度の大改革である。 米国においては自由診療が基本であり、各自が民間医療保険会社と契約を行うことで、医療費の支払いを行っている。ただ、低所得者や高齢者などは医療保険の契約ができずに、医療を受けられない米国民も多数存在した。オバマケアではこうした医療の恩恵を受けられない層に対して、民間保険会社を通じて低コストの保険を提供することで、日本の国民健康保険制度に近いような実質的な「公的保険」制度の構築を目指してきた。… … …(記事全文4,256文字)
