□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年02月16日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。久しぶりにコーヒー相場を取り上げます。やや不安定な値動きが続いていますが、マクロ需給動向から現行価格の評価を行った上で、最近のトピックを二点ほど取り上げます。 =================================== ブラジルがコーヒーの緊急輸入に踏み切る可能性が浮上中 =================================== <150セント水準は適正評価> 国際コーヒー価格の方向性が定まらない。ICEのアラビカコーヒー先物相場は、昨年11月8日の1ポンド=176.00セントをピークに調整局面入りし、同12月には132.85セントまで急落した。しかし、今年は1月24日の156.95セントまで切り返した後、2月には再び140セント台前半まで値下がりするなど、上下どちらの方向にも明確な方向性を打ち出せていない。昨年に急騰劇を演じたLIFFEEロブスタコーヒー先物相場も、1月19日の1トン=2,282ドルでピークアウトし、足元では2,100ドル水準で方向性を欠いている。 1年前のこの時期は、アラビカコーヒーが110~120セント、ロブスタコーヒーが1,300~1,400ドル水準であったことと比較すれば、コーヒー相場の値位置が大きく切り上がっていることは間違いない。コーヒー需給にタイト感が浮上していることに変化は見られない。ただ、当然に需給タイト化の流れが価格水準に反映されれば更に値位置を切り上げるのは困難になり、足元では昨年後半のほぼ一本調子で値位置を切り上げる局面は一巡し、新たな取引レンジを模索する局面に移行し始めている。… … …(記事全文4,340文字)
