□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年01月24日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。原油相場の短観です。先週末の産油国の減産監視委員会の内容と評価、そのカウンターとして機能しているシェールオイル生産環境についての考え方を紹介します。 =================================== 「原油価格上昇で、OPECとシェールオイルの闘いが再開する」は本当か? =================================== <高値ボックス相場が続く> 年初からの原油相場のテーマは、「石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国の協調減産がどの程度のレベルで履行されるのか」と「油価上昇でシェールオイル生産にどの程度の増産圧力が発生するのか」の二点に集中しているが、この両者のパワーバランスがほぼ拮抗していることが、原油相場のトレンド形成を困難にしている。すなわち協調減産への期待感が下値をサポートする一方、シェールオイル増産に対する警戒感が上値を圧迫していることで、1バレル=50~55ドルのレンジに居心地の良さを感じている向きが多いのだ。 今年は年初の1月3日の取引で55.24ドルを記録したが、これが現段階での年間高値になる。このため13営業日にわたって高値更新は実現していない。一方、安値は10日の取引で付けた50.71ドルであり、8営業日にわたって安値更新も実現していない。… … …(記事全文5,857文字)
