□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年01月19日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。1月の天然ゴム相場は昨年後半の高騰を踏襲する展開になっていますが、今回はビットコインの視点から天然ゴム相場を分析してみます。必ずしも一般的な分析手法とは言えませんが、現在の天然ゴム価格分析においては有効な視点になると考えています。 =================================== 天然ゴムとビットコインの不思議な関係を読み解く =================================== <人民元防衛のためのもぐら叩き> 今年も東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム相場が高騰している。昨年は上期の1㎏=150円割れに対して12月16日には291.70円まで急騰する展開になったが、今年1月は早くも300円の大台確立を打診する展開になっている。1月17日の高値は308.60円に達しているが、これは2013年2月以来の高水準になる。月足ベースでは5か月連続の陽線になっており、未だ上昇相場のピークアウトを確認するには至っていない。 背景にあるのは、投機マネーに支配された上海期貨交易所の天然ゴム相場急騰である。昨年前半は1トン=1万トン水準で取引されていたのが、今年は1月中旬時点で2万1,000元台まで値位置を切り上げている。一年に満たないタイムスパンで二倍の価格水準までの値上がりに対しては投機色が否めないものの、現実問題として国際ゴム価格形成を主導している上海ゴム相場のピークアウトが確認できない以上、東京ゴム相場に対しても割高感や過熱感を巡る議論は放置され続けている。… … …(記事全文4,312文字)
