□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年01月17日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナ相場については、基本的には金相場と連動した展開を想定しています。ただ、金相場とは異なる力学も働いている相場であり、最近は特に金相場との比較では相対的な底固さが目立つ状況にあります。金相場との比較を通じて、プラチナ相場に対する理解を深めましょう。 =================================== 金相場との違いから考えるプラチナ相場環境、金との価格差は縮小傾向に =================================== <プラチナの相対的パフォーマンスが向上> 2017年の取引が開始してから既に2週間が経過しているが、貴金属市場の中では銘柄間格差がやや目立つ状況になっている。貴金属市場全体の大きなトレンドとしては、トランプ新大統領の誕生を前にしたドル高是正の動きと連動して、リバウンド傾向が強くなっている。昨年11月8日の大統領選後は、トランプ新政権の打ち出す財政出動、大型減税、規制緩和といったマーケットフレンドリーな施策に対する期待感がドル買い・貴金属の売りを促していたが、1月20日に大統領就任式を控える中、改めて「トランプ・リスク」に対する警戒感が蒸し返されている結果である。 米国株は依然として過去最高値圏での取引が続いており、「トランプ・リスク」が浮上しているとは言ってもリスクオフ化が進んでいる訳ではない。しかし、「トランプ・ラリー」とも言われる株高・金利上昇・ドル高に対しては過熱感が強くなっていたこともあり、米大統領就任式を前に債券とドル市場を中心にポジション調整の動きが活発化している。米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉報告をみてみると、相場反発の原動力はショートカバー(買い戻し)になっているが、金市場の場合だと2週連続で買いポジションが拡大するなど、積極的にリバウンド局面での利益を狙う動きも活発化していることが確認できる。… … …(記事全文4,723文字)
