□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年12月27日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。2016年の金相場をレビューします。2017年の金相場動向を考えるに際して、前提となる今年の値動きを振り返ってみます。 =================================== 2016年の金相場を振り返る =================================== <株価急落で始まった2016年> 2016年の金相場は1オンス=1,061.50ドルで取引を開始した後、急伸地合を形成し、7月6日の1,377.50ドルまでほぼ一本調子で値位置を切り上げる展開になった。2013年中盤以降は米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策正常化が進むとの見方から、11年9月の1,923.70ドルをピークとしたダウントレンドが形成され、昨年12月3日には1,045.40ドルまで下値を切り下げ2010年2月以来の安値を更新していた。 FRBは世界金融危機への対応から2008年に量的緩和政策(QE)に踏み込みこんでいたが、2014年1月から量的緩和第3弾(QE3)の資産購入額の削減が始まり、14年10月で量的緩和政策に終止符が打たれる流れになったことが、「ドル→金」の資金シフトの流れを逆転させた結果である。15年12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では約10年ぶりに利上げサイクルに突入することも決定され、米金融政策が有事対応から正常な状態に移行するとの見方が、「金→ドル」の資金シフトを発生させた。… … …(記事全文5,521文字)
