□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年12月26日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。2016年の原油相場をレビューします。年末を前に、今年の原油市場の大きな流れを再確認しておくことは、2017年の原油相場動向を考える上でも有用でしょう。 =================================== 2016年の原油相場を振り返る =================================== <1~3月期には20ドル台を経験した> 2016年の原油相場は1バレル=37.60ドルで取引を開始した後、1~2月は30ドルの節目割れを打診する展開になり、2月11日には一時26.05ドルまで値位置を切り下げた。これは2003年5月以来の安値になる。原油安によってシェールオイルを筆頭とした非在来型原油に生産調整を迫る必要性が解消されない中、リーマン・ショック後の最安値32.40ドルも下回る展開になり、一部金融機関から原油相場の10ドル台突入の可能性も指摘されたのがこの時期である。 しかし、その後は急激な原油安がもたらした需給リバランスの動きが好感され、6月9日の51.67ドルまで、二倍近い価格水準までの急激な切り返しが実現した。国際エネルギー機関(IEA)も3月月報で「原油価格は底入れした兆しがある」と指摘したのに続き、4月月報では「今年後半には(需給)均衡状態に近づく」として、原油価格が最悪期を脱して上昇地合に転換するとの見方を示した。… … …(記事全文6,125文字)
