□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年12月15日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。金市場目線からのFOMCの解説です。今回のFOMCを受けて金相場は急落しましたが、どのような点がポイントになるのかを解説します。 =================================== FOMCのサプライズで金相場は急落、違和感を抱きつつも踊り続ける相場 =================================== <今年前半の上げ幅の73%を喪失> COMEX金先物相場は、11月8日の米大統領選直後の1オンス=1,338.30ドルをピークに、12月14日の時間外取引では1,150ドルの節目も割り込む急落地合を形成している。今年前半は、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ着手が危ぶまれる中、昨年12月3日の1,045.40ドルをボトムに7月6日の1,377.50ドルまで、最大で332.10ドルの急伸地合を形成していた。しかし、その後は年内利上げ観測の蒸し返しから戻り売り優勢の地合に回帰し、特に米大統領選後はトランプ次期政権の政策を先取りする動きも加わったことで、下げ足を加速していた。 こうした中、12月13~14日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)は、金相場のダウントレンドに修正を迫る可能性があるイベントとして注目されていた。同会合では0.25%の追加利上げ実施が確実視されていたが、これによって「当面の米金利上昇・ドル高」材料が出尽くしたとの評価が広がれば、クリスマス休暇・年末に向けて弱気筋が一気に含み益の確定に動き、ショートカバー(買い戻し)主導で反発する可能性があったためだ。実際に、昨年12月に初回利上げに踏み切った際には、12月15~16日の会合を待たずに12月3日の段階で材料出尽くしとの評価が広がり、2015年中の大きな反発こそ回避されたが、急落傾向にはブレーキが掛かっていた。… … …(記事全文5,152文字)
