□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年12月14日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。天然ゴム相場の短観です。今秋から棒上げ状態が続く天然ゴム相場の現状、最近の注目ポイント、今後の相場動向の見方を解説します。 =================================== 高騰が続く天然ゴム相場、中国投機に振り回される時代への転換期か? =================================== <3年ぶりの高値圏へ> 東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場が急騰している。6月から9月上旬にかけては1㎏=150円水準で揉み合う展開になっていたのが、11月11日には200円、12月12日には250円の節目をそれぞれ突破し、足元では260円台まで値位置を切り上げている。今年1月と2月に示現した年初来安値144.50円からは最大で89.3%の上昇率が記録されており、2013年12月30日以来の高値が更新されている。 天然ゴムは需要面では工業用素材である一方、供給面では農産物でもあるため、短期間に大きな値動きが実現することも決して珍しいことではない。特に生産地が東南アジア地区に集中する関係で、同地区で大規模な天候不順が発生すると、供給が壊滅的な被害を受けて、需給見通しが一変してしまうことは、過去に何度も経験している。実際に、今年も3~4月にかけてエルニーニョ現象によって干ばつ被害が発生して供給に大きな障害が発生した結果、一時は205.10円までの急伸相場を経験している。… … …(記事全文4,902文字)
