□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年12月09日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。天然ガス相場を取り上げます。秋には暖冬予報で急落していましたが、ここにきて急騰地合を形成しています。天然ガス需給動向を中心に解説します。 =================================== 2年ぶりの高値を更新した天然ガス相場、原油とは異なる需給構造 =================================== <天然ガス相場の急騰が再開される> 天然ガス相場が急騰している。NYMEX天然ガス先物相場は、冬の需要期の在庫ひっ迫懸念から10月13日には1mmBtu=3.366ドルまで値位置を切り上げていたが、その後は暖冬傾向を背景に調整売りが広がり、11月9日の2.546ドルまで24.4%の下落率を記録する急落地合になった。しかし、11月下旬に入ると改めて買い圧力が強まり、12月入りしてからは3.7ドル台確立を打診する急騰地合が形成されている。直近高値は12月7日の3.748ドルになるが、これは2014年12月18日以来の高水準である。 今年の春先は潤沢な在庫環境を背景に売り圧力が強く、3月4日には年間安値1.611ドルが示現している。しかし、その後は夏の空調用エネルギー需要期に2.5~3.0ドル水準までコアレンジを切り上げ、冬の需要期に更に上昇ペースを加速させた格好になっている。3月安値からは最大で132.7%もの上昇率が記録されており、乱高下を繰り返しながらも着実に値位置を切り上げていることが確認できる。… … …(記事全文4,993文字)
