□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年12月07日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。イスラム金融における金投資を巡る動きを紹介します。金需給の世界において中東勢は必ずしも大きな注目を集めていませんが、ここにきて制度面で大きな動きが生じていますので現状分析を行います。 =================================== イスラムの金投資は実現するのか? イスラム法のルールが策定される =================================== <イスラム金融の世界> 2000年代中盤から後半にかけて原油価格が高騰すると、世界の金融市場でオイルマネーを原資とするソブリン・ウェルス・ファンド(SWF)の存在感が急激に高まった。原油売却収入を原資に巨額のマネーがどのような動きを見せるのかは、世界の金融市場の行方を占う上で無視できない存在になった。 その後の原油価格下落もあって、往時と比較するとこうしたオイルマネーに対する関心は低下した感が否めない。各国ともに自国の財政収支の均衡にすら苦しむ中、オイルマネーの膨張には一定の歯止めが掛かっているためだ。しかし、オイルマネーの存在そのものが消滅した訳ではなく、依然として世界の金融市場ではオイルマネーの動向はプラスであれマイナスであれ、注目される傾向が強い。イスラム教徒は世界の人口の約25%を占めており、その存在を無視したり軽視したりすることはできない。… … …(記事全文4,675文字)
