□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年12月02日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。ゴム相場の短観です。投機売買が活発化している上海ゴム相場次第の不安定な相場環境にありますが、今回は人民元相場の視点から天然ゴム市況を分析してみます。 =================================== 人民元相場からみた上海ゴム相場、通貨とコモディディティと投機の関係 =================================== <乱高下する内外の天然ゴム相場> 天然ゴム相場が荒れている。東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場は、10月末の1㎏=183.50円に対して11月29日には245.60円まで値位置を切り上げ、昨年6月2日以来となる約1年半ぶりの高値を更新した。しかし、その後は12月2日の224.50円まで僅か2営業日で最大21.10円(8.6%)の急落地合を形成するなど波乱の展開になっている。急激な円安、原油高と外部環境は強気に傾いているが、上海期貨交易所の天然ゴム相場が高値から下押しされる中、急騰地合にブレーキが掛かり始めている。 その上海ゴム相場であるが、10月末の1トン=1万4,170元に対して11月28日には1万8,915元までの急激な値上がりになったが、12月入りしてからは1万7,000元台を割り込むなど、やや調整圧力が強くなった状態にある。11月は最大で5,265元もの上昇幅が記録されたため、三分の一程度を戻した状態に過ぎないが、それでも高値からは2,000元幅の値下がりであり、極めて大きな値幅の値動きになっている。東京ゴム相場、そして産地相場も専らボラタイルな上海ゴム相場の動向に注目している以上、ここから上海ゴム相場が本格的な調整局面入りするのか、それとも一時的な下押し圧力に留まるのかは、極めて大きな意味を持つことになる。… … …(記事全文4,121文字)
