□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年10月01日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。USDAから9月1日時点の四半期在庫が公表されました。これによって2014/15年度の期末在庫はより精度の高い分析が可能になりますが、結果的にシカゴ穀物相場のダウントレンドを転換させるような材料とはなりませんでした。四半期在庫で何が報告されたのか、また、最新の穀物生産状況についても解説します。収穫期を迎えていますが、今年は例年とは違った動きも報告されています。 =================================== USDA四半期在庫、堅調な需要環境が確認されても穀物相場は下げ止まらず =================================== <トウモロコシは売り渋りの兆候もあるが> 米農務省(USDA)は9月30日、9月1日時点の四半期在庫(Grain Stocks)を発表した。米国産トウモロコシ、大豆の需給年度は9月から翌年8月末までになるため、この9月1日時点の在庫は事実上、2014/15年度期末在庫見通しの確定値となる数値である。USDAは昨年5月から14/15年度の期末在庫見通しを微調整してきたが、最終的な在庫水準が確定する時期を迎えている。 この統計から9月1日時点(=14/15年度末)にどの程度の在庫が存在していたのかが確認できる結果、必然的に6月1日以降の3ヶ月間でどの程度の需要が存在していたのかも確認できることになる。特に、週間ベースの統計がある輸出とは違い、米国内需要に関しては詳細な統計が存在しないため、6月1日時点と9月1日時点の在庫水準を比較することで、米国内需要がどの程度の力強さを有しているのか、より精度の高い分析ができるようになる意義は大きい。… … …(記事全文4,665文字)
