□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年09月26日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナ相場の急落が続いています。今週は、ドル建てプラチナ相場に続いて円建てプラチナ相場も完全な値崩れを起こし、全面安としか形容ができない相場環境になっています。なぜ供給不足が確実視されている相場がこのような急落相場を形成するのか、プラチナ相場の特殊性を中心に検証してみます。 =================================== 通貨としてのプラチナ、工業素材としてのプラチナ、そしてプラチナ需給 =================================== <暴落中> NYMEXプラチナ先物相場は、ついに1オンス=1,300ドルの節目を窺う急落商況となっている。僅か1ヶ月半前の7月上旬には一時1,523.80ドルまで値位置を切り上げていた相場だが、その後は短期間に200ドルを超える下げ幅が記録されている。9月25日の取引では一時的にではあるが1,300ドル台を割り込んでいるが、これは2013年6月以来、実に15ヶ月ぶりの出来事である。 今年は世界プラチナ供給の7~8割をカバーする南アフリカにおいて、5ヶ月にもわたって過去最長のストライキが発生した。これに伴い通年ベースでのプラチナ需給の歪みは決定的な状況になっており、英貴金属大手ジョンソン・マッセイ社は5月時点で、2014年は総需要897.5万オンスに対して、鉱山生産が556.2万オンス、リサイクル供給が219.5万オンスに留まる結果、過去最大となる121.8万オンスもの供給不足が発生するとの見通しを示している。… … …(記事全文5,352文字)
