□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年06月27日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。イラク情勢を受けての原油価格高騰が一服した形になっていますが、現在の国際原油相場がどのような動きに注目しているのかを解説します。また、今週は米国産原油輸出の解禁報道が話題になっていますが、間違った議論が展開されているようなので、少し違った角度からこの問題を解説したいと思います(3,959文字)。 =================================== 米国が過去40年にわたる原油輸出規制を緩和したとの報道は本当か? =================================== <原油価格の高騰一服、ブレントは小幅安> 原油価格の急騰傾向にブレーキが掛かり始めている。NYMEX原油先物相場は、6月5日の1バレル=101.60ドルをボトムに13日には107.68ドルまで、1週間半で6.08ドル(6.0%)の急伸地合を形成した。しかし、今週に入ってからは更に上値を切り上げることに失敗しており、105.00~107.50ドル水準に新たなトレーディングレンジを形成しつつある。 引き続き、イラク情勢の先行き不透明感が下値を強力にサポートしており、「地政学的リスク」のプレミアムが原油価格に加算された状態が維持されていることが確認できる。ただその一方で、現実のイラク産原油供給が大きく落ち込んでいる訳ではないとの事実が、原油価格の上値を圧迫しており、結果的に強弱バランスがほぼ拮抗した不安定な相場展開を強いられている。これまで、イラク情勢に敏感に反応していたICEブレント原油先物相場は、6月19日の115.71ドルをピークに、足元では113ドル台前半まで値位置を切り下げている。… … …(記事全文4,837文字)
