□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年05月13日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。6月のOPEC総会まで約1ヶ月となる中、サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が今後の産油政策について発言しています。注目しておきたい発言内容と、そこからどのような原油需給・価格見通しが構築されることになるのかを解説します。また、ウクライナ情勢の影に隠れたもう一つの地政学的リスクについても、簡単に現状と今後のポイントを指摘します(3,707文字)。 =================================== サウジアラビア石油相の発言内容から考えられる年後半の原油価格見通し =================================== <サウジアラビアの余裕> サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は5月12日、韓国・ソウルで開催された石油業界の会議に出席し、「1バレル=100ドルの原油価格が全ての人~消費者、生産者、石油会社~にとって公正な価格」であるとの見方を示した。OPECのバスケット価格は5月12日現在で104.46ドルとなっているが、概ね現行価格水準を維持することが適切と考えていることを示した形になっている。 この100ドルという価格水準は昨年から何度も繰り返し指摘されていた数値であり、特にサプライズ感はない。従来の90ドル台よりも「公正(fair)」とされる価格水準は切り上がる方向にあるが、サウジアラビアは引き続き、現行価格からの大幅な値下がりも値上がりも(少なくとも公式には)望んでいないことが再確認できる状況にある。… … …(記事全文4,732文字)
