□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年05月12日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。USDA5月需給報告の評価です。いよいよ今月から2014/15年度需給見通しの発表が開始されましたが、USDAが現時点でどのような需給見通しを構築しているのか、市場コンセンサスとどのような違いがあったのかを中心に解説します。トウモロコシと大豆でマーケットが注目したポイントは全く異なっていますが、トウモロコシ・大豆の旧穀・新穀需給見通しをざっくりと理解しておきましょう。現時点での需給見通しの信頼性は必ずしも高くありませんが、今後の天候相場が本格化するに際しての基礎資料になるものです(4,357文字)。 =================================== USDA5月需給報告の評価、旧穀需給のタイト感は新穀に持ち越されるのか? =================================== <USDA5月報告を受けてコーンと小麦安・大豆高> 米農務省(USDA)は5月9日、最新の需給報告(WASDE)を発表した。今月から2014/15年度の需給見通し発表が開始されるため、マーケットでは一つの銘柄につき13/14年度と14/15年度のあわせて二つの数値を確認する必要がある忙しい時期を迎えることになる。13/14年度に関しては既に生産高が確定しているために需要動向の変化、13/15年度に関しては生産と需要双方の変化を見極める必要がある。 この発表を受けてのCBOT穀物相場の反応を旧穀(13/14年度)と新穀(14/15年度)別で確認しておくと、トウモロコシは7月限が前日比-9.00セントの507.50セントとなる一方、12月限が同-12.75セントの498.75セントとなっており、明らかに新穀主導で売られている。これに反して、大豆は7月限が同+17.50セントの1,487.00セントとなる一方、11月限が同+2.25セントの1,237.00セントとなっており、主に買われたのは旧穀の方である。USDA報告を受けてトウモロコシと大豆は正反対の反応を示したが、それと同時にマーケットの関心がトウモロコシでは新穀、大豆では旧穀と分かれていたことも抑えておきたい。そして、小麦は7月限が前日比-12.75セントの722.50セント、12月限が同-12.00セントの745.25セントとなっており、こちらは特に旧穀・新穀の区別なく売られている。… … …(記事全文5,840文字)
