□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年04月30日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。シカゴ・トウモロコシ相場は、4月のボックス上限ブレイクを試す展開になっています。現在のシカゴ市場ではどのような点が注目されているのかを中心に解説します。いわゆる天候相場が始まっていますが、数値の意味を詳細に検証します。また、中国のトウモロコシ需要見通しについて、USDAが今後10年にわたる見通しを発表していますので、簡単にポイントを紹介します(3,690文字)。 =================================== 作付けのスタートダッシュに失敗、天候プレミアムを織り込むコーン相場 =================================== <天候相場が本格スタート> シカゴ・トウモロコシ先物相場は、1Bu=500セント水準での保ち合い相場から、上放れする兆候を見せている。7月限の継足ベースでは、4月21日の490.75セントをボトムに、29日終値では521.50セントまで切り返し、終値ベースでは昨年7月22日以来、約9ヶ月ぶりの高値を更新している。 ここにきて材料視されているのは、作付けシーズンの本番を迎えたコーンベルトの天候が不安定化していることだ。コーンベルトの北半分では例年を大幅に下回る気温が報告されており、最低気温は0度を挟んだ状態が続いている。五大湖周辺で発達した低気圧が寒冷前線を作り出しており、豪雨・雷雨に加えて未だに降霜が観測されるなど、作付け環境は良好とは言い難い状況が続いている。土壌水分環境は総じて改善傾向にあるが、低温状態が続く中、作付け作業にブレーキが掛かっている。… … …(記事全文4,774文字)
