□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年04月03日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。明日夜に今月の最大のイベントとも言える3月米雇用統計の発表を控えていますが、金価格の現状と今後の展望を考察します。急激な価格低下を受けて現物需要拡大に対する警戒感が強くなっていますが、実際にはどのような状況にあるのかを検証します。また、最近の米金融政策環境を巡る議論、それが金価格に及ぼす影響などについても考えてみましょう(3,739文字)。 =================================== 米雇用統計発表前夜、改めて現物買いと投機売りの競合を試す金相場 =================================== <アジア現物買いへの警戒感> COMEX金先物相場は、3月17日の1オンス=1,392.60ドルをピークに、4月1日には一時1,277.40ドルまで値位置を切り下げ、約2週間という短期間で最大115.20ドル(8.3%)の下げ幅を記録している。昨年末からの約2ヶ月半にわたる上昇相場で211.20ドル上昇していたため、未だに半値押しを若干下回ったに過ぎない。ただ、既に200日移動平均線(1,297.30ドル)を大きく下回っており、現在は100日移動平均線(1,274.30ドル)との攻防になるなど、中期トレンドは再び下向き方向に傾きつつあり、2月下旬から3月上旬にかけての急伸相場は、金価格の「トレンド転換」というよりも「修整高」との理解が妥当だったことが示唆されている。 引き続き、1)ウクライナ情勢を取り巻く緊張状態がピークを過ぎたとの見方が広がる一方で、2)米金利上昇期待が強くなっていること、更には3)商品市況の高騰が一服していることなどが、金価格に対して強力な逆風になっている。… … …(記事全文4,771文字)
