□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年04月02日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。原油相場の短期分析です。3月以降の原油価格の値動き、需給面で注目すべきポイントなどを指摘した上で、4月の原油価格見通しを検証します。3月は上旬が急落、下旬が急伸と2週間単位で急激なトレンドが形成されましたが、何か原油価格形成の主導権を握っているのかを確認することで、今後のポイントを考えます(3,032文字)。 =================================== 米ロ外相会合を受けて地合が変わった原油相場、改めて季節要因を反映か =================================== <ロシア産原油供給への警戒感が和らぐ> 3月下旬の原油価格が底固く推移した背景については様々な分析が行われていたが、結果的には「ウクライナ情勢に対する警戒感」という単純なロジックが正解だった模様だ。3月30日に開催された米ロ外相会合を受けて原油相場の地合は明らかに悪化しており、一時は1バレル=97.28ドル(3月18日)まで下落していた原油相場を102.24ドル(3月28日)まで押し上げた原動力は、ウクライナを取り巻く国際政治情勢であったことが強く窺える状況になっている。 3月下旬の情報ベンダーでは、WTI原油先物の受け渡し場所であるオクラホマ州クッシング地区の原油在庫が減少傾向にある影響を指摘するものが目立った。米エネルギー情報局(EIA)のデータによると、同地区の原油在庫は1月24日の4,183万バレルをピークに、直近の3月21日には1,848万バレルまで、約2ヶ月間で32%減少している。これがWTI原油の受け渡し需給の緩和リスクを後退させ、WTI原油相場を期近限月から押し上げたとのロジックである。… … …(記事全文4,020文字)
