□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年03月26日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。パラジウム価格の高騰が続いていますが、その背景を読み解いてみます。一般的にはロシア情勢との絡みで解説されているようですが、市場関係者の注目点は若干異なります。パラジウム需給見通しにどのような変化が生じているのか、新聞等とは少し違った角度から分析します。また、プラチナ価格の短期動向についても簡単に紹介します(3,371文字)。 =================================== パラジウム価格の高騰続く、ロシアからの供給不安よりも恐ろしいこと =================================== <パラジウム相場の高騰続く> 貴金属市場全体に調整圧力が強まる中、パラジウム相場は堅調地合を保っている。NYMEXパラジウム先物相場は、2月4日の1オンス=695.50セントをボトムに、3月24日高値は802.45ドルに達し、約2ヶ月で累計106.95ドル(15.4%)の上昇率を記録している。これは2011年7月以来の高値である。 昨年に急激な円安の支援を受けた円建てパラジウム相場の地合は更に強く、既に2001年4月以来の高値を更新している。2000年の高騰相場で東京商品取引所(当時の東京工業品取引所、TOCOM)が「強制解け合い」に踏み切った際の高値が1グラム=3,710円であり、現在の2,600円前後の価格は2000年のパラジウム高騰相場がピークアウトする直前の値位置ということになる。… … …(記事全文4,504文字)
