□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年03月24日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。シカゴ穀物相場の概況解説です。3月はトウモロコシと大豆相場がボックス化する一方で、小麦相場が急伸しています。穀物市場ではウクライナ情勢に対する注目度が高くなっていますが、小麦市場ではこれとは違ったリスクも警戒されています。地味なテーマで余り話題になっていませんが、シカゴ穀物相場の最近状況、今後の見通しについて検証します(3,273文字)。 =================================== 小麦相場が急騰中、ウクライナ情勢だけではない米国産穀物のリスク =================================== <小麦相場は10ヶ月ぶりの高値更新> 3月のシカゴ穀物市場では、小麦相場の急騰が目立つ状況になっている。21日時点での3月騰落率を調べてみると、トウモロコシが+3.3%、大豆が-0.4%とほぼ横ばい状態に留まっているのに対して、小麦は+15.1%と明確な上昇トレンドを形成している。 こうした小麦相場高の背景にあるのは、冬小麦の作柄に対する懸念だ。現在、トウモロコシと大豆は2013/14年度の収穫を終えて14/15年度の作付けを待つ段階であり、必ずしも生産地の気象環境は重視されていない。仮に、3月や4月に豪雨や旱魃に見舞われたとしても、作付け期に一定期間でも好天が実現すれば、作付け障害は発生しない可能性が高いためだ。… … …(記事全文4,397文字)
