□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年03月13日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。米エネルギー省が、戦略石油備蓄の売却を発表しました。あくまでも試験的なものとされていますが、11年のリビア危機後で初の売却です。米エネルギー省が何を意図しているのか、マーケットはどのようなメッセージを受け止めているのかを解説します。また、短期的な相場動向についても簡単にポイントだけ指摘しておきます(3,442文字)。 =================================== 米エネルギー省、戦略石油備蓄の試験売却を決定で考えておきたいこと =================================== <米エネルギー省、備蓄在庫売却を発表> 米エネルギー省(DOE)は3月12日、戦略石油備蓄(SPR)から原油在庫を最大で500万バレル放出する方針を示した。同省のGibbonz報道官は、「最近見られる米国内原油生産の急増に伴い、システム上に大規模な変化が生じている」ため、「混乱時のシステム能力を適切に判断する必要がある」ことを理由に掲げている。 要するに、「シェール革命」が石油分野にも波及する中、石油ロジスティックスがきちんと機能するのか、負荷をかけて緊急時の対応能力をチェックしたいとするものである。米国内の主要パイプラインは、伝統的にメキシコ湾で精製された石油製品を内陸部に輸送するように構築されてきた。米製油所は、メキシコ湾の海底油田からの供給、海外からの輸入に適した立地にあるメキシコ湾岸に集中しているため、そこで精製された石油製品を内陸部の消費地に輸送することが最大の関心事だったためだ。… … …(記事全文4,487文字)
