□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年03月12日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。一般メディアでも銅相場の急落が話題になっていますが、最新状況についてもう一歩踏み込んだ解説を行います。全ては「思惑」や「理論的な可能性」だけですが、どのようなショック・シナリオが想定されているのかを検証します。また、上海相場が急落する中で、天然ゴム相場が下げ渋っている背景についても簡単に紹介します(3,582文字)。 =================================== 在庫ファイナンス銘柄の銅相場が急落する一方、天然ゴム相場は小反発 =================================== <投機色が強まるコモディティ市況> 今年のコモディティ市場では必ずしも正確な需給分析に基づかない、投機的な値動きが活発化している。とにかく「分かり易いシンプルなテーマ」が選好される中、何か明確なテーマが一つあれば投機マネーがそれに飛びつき、短期間に一気に急騰相場が形成される例が増えている。思惑が新たな思惑を呼び込むことで、トレンドフォローで対処せざるを得ないような値動きが目立っている。 2000年代のコモディティ価格急騰を受けて供給天井の引き上げが促される一方、需要は新興国・途上国の成長鈍化と連動して拡大トレンドが鈍化する中、コモディティ市況は2011年前半からほぼ一貫して緩やかなダウントレンドを形成してきた。指標となるCRB商品指数の場合だと、概ね2005年の値位置まで下落しており、「商品の時代」後の新たな均衡点を模索する動きは依然として下向きであることが窺える。しかし、年明け後はコモディティ市場に対する投機マネーの流入が活発化しており、コモディティ買い・株式売りの裁定取引が有効に機能する状況に180度方向転換が行われている。… … …(記事全文4,528文字)
