□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年03月11日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。USDA3月需給報告の発表を受けて、急騰が続いていたシカゴ穀物相場が急反落しました。USDAは何を報告し、そこから穀物市場はどのようなメッセージを受け止めたのか、今後の相場のポイントは何になるのかなどを、網羅的に解説します(3,332文字)。 =================================== USDA3月報告を受けて過熱感解消の動きも、引き続き輸出統計次第か =================================== <USDA報告後にシカゴ穀物相場は急落> 米農務省(USDA)は3月10日、最新の需給報告(WASDE)を発表した。同日のシカゴ穀物相場の反応をみてみると、トウモロコシが前日比-10.75セントの478.25セント、小麦が同-13.25セントの640.75セント、大豆が同-39.00セントの1,418.75セントとなっており、軒並み急落傾向が示されている。下落率だと、トウモロコシ-2.2%、小麦-2.0%、大豆-2.7%となっており、特に大豆相場の反応が大きかったことが確認できる。 とは言っても、USDAが何か穀物需給に対して楽観的(=相場にネガティブ)な見通しを示した訳ではない。今報告では米国産小麦需給見通しの修正は行われなかったが、大豆とトウモロコシはともに期末在庫見通しが下方修正されており、その意味では2月以降の穀物相場高騰の動きがUSDA報告によって裏付けられたと評価することも可能である。南米の天候不順に伴う減産圧力やそれに伴う米国産輸出増加といった、これまでシカゴ穀物相場を押し上げてきたロジックがUSDAによって追認された形になっているためだ。… … …(記事全文4,538文字)
