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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

ウクライナを巡る混乱が、原油価格の急騰を招いたロジックを解説します

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年03月04日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。ウクライナ情勢の緊迫化を受けて、一見すると関係のないように思える原油価格が急騰しています。そこで、ウクライナと原油価格を結び付ける糸を解説します。また、米国内の原油開発を巡って、新たな動きが報告されています。現時点では第二のシェール革命とも言える可能性があるのかないのか分かりませんが、最新状況を報告します(3,508文字)。 ===================================  ウクライナを巡る混乱が、原油価格の急騰を招いたロジックを解説します =================================== <ウクライナ情勢で原油価格が急騰> 中央アジアのウクライナ情勢を巡る思惑からリスクマーケット全体が不安定化する中、原油相場は「買い」の反応を示している。NYMEX原油先物相場は、2月24日の1バレル=103.45ドルで当面のピークを確認した後は101~103ドルをコアとしたレンジで揉み合う展開になっていたが、3月3日の取引で前日比+2.33ドルの104.92ドルと急伸し、高値は一時105.22ドルに達している。これは昨年9月20日以来の高値であり、いよいよエジプトやシリア、リビアなどの地政学的リスクを積極的に織り込んでいた昨年7~9月の価格水準に突入し始めている。 ウクライナでは反政府デモによって親ロシア政権が崩壊したが、それに反発したロシアは「ロシア系住民を守る」、「暫定政権の合法性が疑問視される」といった大儀妙分の下に、軍事介入の構えを見せている。特に火種になっているのが、ロシア系住民が大半を占めるクリミア半島であり、ロシアはクリミア自治共和国の分離独立も視野に入れ、積極的な介入を行っている。国際連合によると、クリミアには既にロシア軍が1万6,000人展開しており、自治権拡大を目指すクリミア自治共和国を支援する方針を鮮明にしている。
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