□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年6月7日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。天然ゴム相場の地合が悪化しています。円安という強力なエンジンが機能しなくなる中、円建てゴム相場を高値で維持することが難しくなっている模様です。これまで円安で押し上げられてきた相場水準が、正常な状態に戻る過程と言えるでしょう。今回は、こうした軟調なゴム相場に対する生産国の動向、産地に対して東京ゴム相場が割安な理由、円相場を取り巻く環境、今後の相場見通しなどについて解説します(3,042文字)。 =================================== 年初来安値更新に向かう東京ゴム相場、再び生産国の介入が協議される =================================== 東京ゴム先物相場は、年初来安値更新を窺う展開になっている。5月上旬は急激な円安(ドル高)を背景に一時299.00円(5月13日)までの急伸地合になっていた。一応は産地が減産シーズンのピークとなっていた影響もあるが、専ら為替相場主導の上昇であり、産地や上海ゴム相場の上昇幅は限定された。 このため、その後の円安修正局面で東京ゴム相場の地合が悪化するのは必然的であり、5月下旬以降はほぼ一本調子で値位置を切り下げている。6月6日の取引では250円の節目も割り込み、年初来安値242.60円(4月18日)をいつ割り込んでも不思議ではない状況になっている。引き続き、短期トレンドはドル/円相場次第の不安定な相場環境が続くだろう。… … …(記事全文4,046文字)
