□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年5月13日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。USDAの5月需給報告の解説です。トウモロコシと大豆のそれぞれについて、どのような旧穀と新穀需給見通しが示され、それが相場見通しにどのような影響を及ぼすのかを解説します。結論としては、トウモロコシ・大豆ともに在庫積み増し見通しが示されていますが、トウモロコシと大豆市場では異なる評価が必要と考えています。まだ、作付け作業が開始されたばかりの段階とあって精度の高い需給分析は困難ですが、大まかな見取り図とそれが修正されるリスクについて解説します(3,698文字)。 =================================== USDA5月需給報告、天候相場を迎えた新穀の在庫積み増し見通しを再確認 =================================== 米農務省(USDA)が5月10日に発表した最新の需給報告(WASDE)を受けて、シカゴ穀物相場は新穀(2013/14年度)限月を中心に全面安の展開になった。旧穀(12/13年度)限月の下げ幅は相対的に限定されるも、米長期金利の上昇でドル高圧力が強くなっていることもあり、少なくとも需給報告に対して強気の反応は示されていない。 現在、米穀倉地帯ではトウモロコシと大豆の作付け作業が本格化しており、トウモロコシでは発芽も始まっている。このため、産地気象環境が重視され易いいわゆる「天候相場」と化しているが、現在の気象環境・見通しが13/14年度の需給見通しにどのような修正を迫るのか、今報告の発表後に詳細な分析が本格化することになる。13/14年度の需給見通しに関しては、2月のアウトルック・フォーラム(展望会議)などでも既に公表されているが、WASDEでの発表は今報告が初めてであり、いよいよ13/14年度相場が本格化することになる。… … …(記事全文5,097文字)
