□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2012年11月26日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。穀物相場の現状分析と今後の展望です。感謝祭を挟んでシカゴ穀物相場は膠着化していますが、現在の穀物市場におけるテーマがどこにあるのかを解説します。現物相場高・定期相場安という歪(いびつ)な相場構造が続いていますが、ファンダメンタルズ関連のポジティブ材料とネガティブ材料をそれぞれ確認した上で、それが穀物相場にどのような影響を及ぼすのかを考えてみましょう。ここにきてトウモロコシと大豆相場の違いが顕著になっていますが、現状が理解できれば、その理由も明らかになるはずです(4,131文字)。 =================================== 干ばつの余波が続く穀物相場、河川の水位低下で現物相場に上昇圧力 =================================== コモディティ価格の指標となるCRB商品指数は、11月7日の291.49をボトムに、23日には299.07まで反発しており、約1ヶ月ぶりの高値を更新している。 ユーロ圏財務相は26日にギリシャ向け融資の次回実行を巡って今年3度目の会合を予定しているが、少なくともギリシャ支援に向けて一定の進展が見られるとの期待感が広がっている。また米国の「財政の崖」についても、米下院が27日に再開されるが、大統領と議会との対決姿勢が後退していることが、マーケットの楽観ムードにつながっている。実際に「財政の崖」を回避するための進展が見られるのかは不透明感も強いが、少なくとも一時期に警戒されていた全く協議が進展しない最悪のシナリオが後退していることが、投資家のリスク選好性を高めることに寄与している。… … …(記事全文5,440文字)
