□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2012年11月22日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。IMF統計で、ブラジル中央銀行が外貨準備の金分散を強力に推し進めていることが確認されました。なぜブラジル中銀が金を購入しているのか、ドル不安といった単純な議論ではなく、もう少しマクロな視点からブラジル中銀が考えていることを読み解きます。公式な理由説明は行われていませんが、ブラジル経済を取り巻く環境をみると、その理由が良く分かるはずです。これは他の主要新興国にも共通するテーマです。その上で、こうした動きが金相場にどのような影響を及ぼすのか、その他の投資需要動向などとあわせて検証してみましょう(3,385文字)。 =================================== ブラジル中銀が今年に入ってから、金購入拡大を決意した理由を読み解く =================================== 国際通貨基金(IMF)が11月21日に発表した統計で、ブラジル中央銀行が10月に金準備を17.2トン積み増し、52.5トンまで拡大させていたことが明らかになった。これは同国の金保有高としては2001年1月以来の高水準になる。 ブラジルは9月にも1.7トンの金準備積み増しを行っていたが、これで今年に入ってから合計24.7トンもの購入を行ったことになる。ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、今回の購入分を算入する前の段階で同国の金準備高は35.3トン、準備資産に占める金の比率は0.5%とされていたが、現在の金比率は0.7%まで上昇している計算になる。… … …(記事全文4,639文字)
