■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.927 <927号:世界の株価の急落に思うこと(2)> 2018年02月14日:不安定が本質の、過剰流動性相場 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00023-44734.epub ウェブで読む:http://foomii.com/00023/2018021510000044184 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。先週2月5日から始まった株価下落が、9日経っても、止まりません。 米国株の動きが、いつも日本株に波及するので、米国株から見て行きます。 東証の売買の60%から70%を占めているのが、新聞では外人投資家とされているヘッジファンドです。ヘッジファンドは、すべてが、金融商品の構成割合を決めたポートフォリオ投資をしているので、構成比維持のため、米国株が下げると、HFT(1秒数万回の超高速取引)で、日本株も売ります。 このため、「米国ダウ下落→日経平均下落」として、リアルタイムに波及します。逆に米国株が上げるときは、ほぼ100%、日本株も上げます。「乱暴な方法」ですが、ヘッジファンドの投資方法は元々、乱暴です。決して、高度ではない。 米国株は時価総額で3000兆円、日本株は700兆円くらいだったので(下落前の1月28日まで)、株式市場の大きさを反映させたポートフォリオの構成比では、米国株4に対して、日本株は1くらいです。 振り返ってみると、ダウのピークは、18年1月26日の2万6518ドル(金曜日)でした。週明けの、1月29日に下がりはじめ、金曜日には、2万5528ドルまで990ドル(3.8%)下げています。 ダウが1日で500ドル下げると、米国メディアは喧噪になります。米国では、5000万人くらいが株を持っているからです。日本では700万人(米国の14%)と少ない。株価の下落で、国中がパニックになるのが米国です。 日本人の個人で、米国より多いのは、FX(外為証拠金取引)と仮想通貨の売買額です。いずれも、日銀が5年間増発を続けている「円への将来不安(長期視点)」からのものでしょう。仮想通貨は20歳代から40歳代の総人口の3%が売買しています。 昨日、空港で、「***(仮想通貨)なら、1億円でもいいから買っておくよ」というケータイの大きな声が聞こえました。… … …(記事全文12,598文字)
ビジネス知識源プレミアム:1ヶ月ビジネス書5冊を超える情報価値をe-Mailで
吉田繁治 (経営コンサルタント )