■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.821 <821号:増刊+正刊:リフレ派の4つの誤り(2)> 2016年4月13日:失敗が明白な異次元緩和 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00023-33213.epub ウェブで読む:http://foomii.com/00023/2016041314000032603 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます、吉田繁治です。つかの間の桜が終りました。前線では、4月10日が長野県、15日が青森県、4月25日から5月15日ころまでが北海道という。日本は南北に長い。ほぼ45日の季節の間隔があります。 植物の生育を決める四季の変化と、南北の季節の並存が、わが国の食の変化と豊かさを文化にしてきたと思えます。日本ほど、地域名産が豊かに異なる国は他にない。サンフランシスコは地中海性の気候で、年間の気温は13度から23度です。ファッション店では、年中、同じものを並べます。食にも、季節の変化や旬(しゅん)はない。わが国では、高速道のサービスエリアでも、それぞれ異なる地域の名産を売っているくらい、多様性があります。 前号で、「インフレもデフレも貨幣現象」とするマネタリズム(リフレ派)のドグマ、つまり学説となった固定的な信条は、誤りであることを示しました。 前提に誤りがあれば、導かれたマネー増発政策(2013年4月からの異次元緩和)は、目的としたインフレ効果を生みません。 肝心なことなので、短く振り返ります。 リフレ派の主張: <個々の商品の価格(相対物価)と、全体の価格(一般物価)は異なる。例えば原油(相対物価)が上がると、消費者の予算額が同じ場合、原油関連の支出は増えるが、それ以外の商品購入が減る。購入が減った商品の価格は下がる。原油価格が上がっても、物価の全体(一般物価)は不変になる。(フリードマンの主張)> 個々の商品の物価の上昇や下落は、物価全体(一般物価)には影響を及ぼさない。別の例では、リンゴの価格が上がれば、リンゴへの支出は増えるから、予算が一定なら、他の果物(ミカンなど)への支出は減る。リンゴ(相対物価)が上がれば、他の果物への需要が減って価格が下がるから、果物(一般物価)は変化しないというのがリフレ派です。 ではなぜ一般物価(CPI:消費者物価指数)が上がるのか。あるいは下がるのか。それは、貨幣がもたらす現象である。消費者が、より多くの支出をすれば一般物価が上がり、支出が減れば、一般物価が下がる。以上が、リフレ派の主張です。(注)高血圧の原因を、血液の量の問題だと単純化し、高血圧には放血の、低血圧には輸血の治療だけをするような危険をはらみます。経済は人体に例えることができるものが多い。 この前提から、以下が導かれました。… … …(記事全文18,239文字)
