■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.708 <708号:異次元緩和のマネーは、米国に行った> 2014年 5月 1日: 増発マネーは、どこに向かっているか EPUBダウンロード:http://foomii.com/00023-21563.epub ウェブで読む:http://foomii.com/00023/2014050110000020892 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。もう1年前のことです。13年4月から「異次元緩和」として、日銀が長期国債を金融機関から買い取り、日銀当座預金にふりこんだ増刷の80兆円は、どうなったか、本稿では、これを追跡します。 取りあげる理由は、異次元緩和の金額が、日本経済にとって1年に80兆円と、これ以上はあり得ないくらの巨額だからです。かつてなかった異次元の金額であり、経済への影響は、他の何よりも大きい。 【不感症ゆえの不明】 リーマン危機以降、米国と欧州での金融危機の対策のために、米国FRBが約300兆円、欧州ECB(フランクフルト)も300兆円のマネーを増刷してきたため、エコノミストも経済ジャーナリズムも、この80兆円にも「不感症」になっています。(注)中国の人民銀行も、外貨準備に対応して300兆円くらいの人民元を増発しています。 巨額の、世界史上ではじめての、世界同時のマネー増刷がどういったことなのか。経済学の教科書にもない。エコノミストもどう発言していいのかわからないということもあるようです。 【非伝統的手段の本意】 中央銀行が国債や社債を買って、マネーを増発する量的緩和は「非伝統的手段」と言われます。非伝統的というやわらかい言葉で表現されていますが、本当は「未だかつて、どこも行ったことがない」という強い意味をもちます。 戦時を除き、世界史上で最初の量的緩和は、1997年の、金融危機のときの日本銀行でした。 【第一次量的緩和(30兆円)を停止】 2006年4月から、日銀は、第一次量的緩和(30兆円)を停止し、買った国債を売って円を吸収しました。これが、米国のファンドによる「円キャリー・トレード」の停止を生んで、米国の住宅バブル崩壊のきっかけになったことは、記憶しておくべきことです。… … …(記事全文11,913文字)
