… … …(記事全文2,244文字)経済学は、経済合理性以外の価値観を持たない「経済人」が、情報が平等に与えられ、市場で自由に取引することで効用が最大化するという、奇妙奇天烈な学問だ。
そもそも「経済人」など存在するはずがない。また、人々に情報が平等に与えられるということもあり得ない。
ちなみに、効用とは、
「人々が欲する財やサービスが消費される割合」
を意味する。人々が財やサービスを求めるわけだが、その欲求が満たされれば満たされるほど「効用が高い」という話になるわけだ。
逆に言えば、経済学は「効用が低い」状況を想定していることになる。欲する財やサービスを十分に手に入れることができない。すなわち、インフレギャップの環境だ。
実は、経済学とはインフレギャップ下の社会「のみ」を想定しているのである。結果的に、デフレに対応することはできない。
