… … …(記事全文3,198文字)世界需要の約2割(2,000万バレル/日)を支えていたホルムズ海峡の実質封鎖により、世界需要の15%以上にあたる原油供給が市場から消失した状態が続いている。
「他国が増産すれば済むのではないか」という見方もあるが、世界の余剰生産能力の大部分はまさにペルシャ湾諸国に集中しており、パイプラインによる一部の迂回や各国の石油備蓄の放出をもってしても、消失した供給の穴を100%埋めることはできない。
世界の原油在庫は確実に減少の一途を辿っている。
●世界は危機を脱していない
<2026年8月23日 VIETNAM.VN>
3カ月前、筆者はJPモルガンの試算「9月に世界の石油インフラが崩壊する」説と、他のアナリストの「米国の石油輸出はあと3週間」説を紹介した。
<2026年5月18日 Turner Radio Show>
だが、米国の石油輸出は今も続いており、懸念された9月の石油インフラ崩壊もいますぐ起きる気配はない。世界はエネルギー危機を克服したのだろうか。
そうではない。
破局シナリオが回避されたのは、国家備蓄のなりふり構わぬ放出、政府の価格統制(補助金政策)、そして「影(闇)の艦隊」(シャドー・フリート 非公式な裏通航)という3つの延命策が、破綻のカウントダウンを遅らせているに過ぎないのだ。
<2026年8月25日 BigGo Finance>
<2026年8月25日 FNNプライム>
<2026年6月15日 BBC>
これらは時間を稼ぐためのカンフル剤に過ぎず、世界的な石油在庫の減少を食い止める根本的な解決策にはなっていない。







