各国の通貨建てベースでみた本来の実質経済成長率を示すのが本グラフである。
 
 1996年から2024年までの年平均実質成長率は日本が0.6% 弱に過ぎない。経済不振が大問題になっているドイツでも1.2％だ。
中国は8％を超えるが、2022年からは不動産バブル崩壊不況が続いており、23年、24年の公式発表の成長率は前後5％に下がっている。しかし、筆者が固定資産投資など中国GDP統計の個別項目をもとに再計算してみると、23年はゼロ％前後、24年は2％程度となる。

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