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蓮池透の正論/曲論

蓮池透(元東京電力原子力エンジニア)

蓮池透

「国葬」参列という致命的な過ちをおかした「家族会」

ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00200/20220930060000100036 //////////////////////////////////////////////////////////////// 蓮池透の正論/曲論 https://foomii.com/00200 //////////////////////////////////////////////////////////////// ●「国葬」は「ブルーリボン・セレモニー」状態  反対世論が報道各社60パーセントを超える状況で、「国葬」が強行された。その是非については、「終わってしまったこと」とするのではなく、今後も開催の根拠や費用等について検証していく必要がある。秋の臨時国会はもちろんのこと、私たちも注視し続けていかなければならない。  その「国葬」において、私が異様に感じたのは「ブルーリボンバッジ」がシンボルとなっていたことだ。安倍晋三元首相の遺影の襟には「ブルーリボンバッジ」が光っており、バッジは祭壇にも安置された。また、葬儀委員長である岸田文雄首相の襟にも、参列者の中にも付けている人が目立った。言うならば「ブルーリボン・セレモニー」状態になっていた。 ●最低限、国会議員は「ブルーリボンバッジ」を外せ  岸田首相の弔辞でも友人代表の菅義偉前首相の弔辞でも、冒頭で拉致問題について触れていた。そして、旧稿では控え目に書いたが、予想通り横田早紀江氏をはじめとする拉致被害家族が参列し、「一生懸命尽くしてくれた」と感謝の言葉を口にしていたのには唖然とした。それをやったらおしまいだと、書いていたことが現実になってしまった。  つまり「国葬」により、「ブルーリボンバッジ」は賛美・神格化され、安倍元首相専有の「勲章」となった。そして、葬られたのである。したがって、もはや他の人には「ブルーリボンバッジ」を付ける資格はなくなった。この際、最低限、国会議員はすべて外すべきではないだろうか。 ●「家族会」が参列する疑問  私は「国葬」は不要との立場であるが、それを置いておいて、拉致被害者家族が参列することには疑問がある。拉致問題が重要課題であることは否定するつもりはない。しかし、この国には、多くの「被害者の家族」がおり、当事者からしたら全てが重要課題のはずである。なぜ、拉致被害者家族だけが特別扱いされるのだろうか。
… … …(記事全文4,917文字)
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