… … …(記事全文8,456文字)今週のコンテンツは以下の通りです。
①「エヌビディア好決算」より「トランプ関税違憲差止」「差止の差止」てんやわんやで米国売り!
②トランプ行政VS司法の違憲判断!差止→差止の差止!IEEPA(国際緊急経済権限法)の壁!トリプル安再燃!「格下げ」ではなくやっばりあの手この手の「反トランプ包囲網」!
③作られた相場?株価38000円頭打ちのボックス相場!
④株価絶好調は世界的金融緩和という出来レース!
⑤地球規模で進む長期金利急騰→インフレ・景気後退→スタグフレーション→株価暴落!
⑥わが国はのほほん「コメ騒動」で話題一色でんぱジャック←「減税潰し工作」に邁進する財務省!
⑦データは米株安・金利急騰を示唆!生損保債券含み損で投げ売り→金利急騰加速→インフレノンストップで円高急展開!
⑧やっぱり金・金鉱株じり高!ETFで決まる最高値更新!
➈7-8月決算発表!V字回復期待銘柄 O・N・S・S・R 徹底解析!
※「中島孝志のオンオフサイトミーティング」を6/15(日)に開催します。日銀金融政策決定会合、FOMC直前です。
※伝説の投資倶楽部 ぴよこちゃん倶楽部「中島孝志のここだけ研究会(第5期)」を開催します。
詳しくはいずれも「中島孝志のブログ」をご参照ください。
時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。
■相場の大局観
メディアは朝から晩まで「コメ騒動」一色報道。おかげで、わが国民は世界的な金利上昇も、ドイツがいよいよロシア相手にドンパチ始めそうなことも蚊帳の外。平和ボケもここまで来ると、平和はなにも知らないことによってもたらされるのだ、と悟りそうです。
けど、おかげでせっせせっせと積み上げてきた国富も、気づかぬうちに米国へとそのまんまシフト。
♪どうせ私を騙すなら騙し続けて欲しかった♪
そうなんです。ただいま流行りの「コメ騒動」・・・元はといえば、減反政策が原因だ、農水官僚の観測外れだ、2年続きの不作だ、諸悪の根源JAのエゴだ等々、いろいろ言われてますけど、すべては戦後GHQいや米国のシナリオに沿って動いているだけのこと。
「コメ暴騰などあってはならない!」
いえいえ、シナリオ通りに進んでます。あるべき事態がやってきた。それだけのことです。ま、詳しくはいつもの通り『中島孝志の経済教室メルマガ』でご披露申し上げるとして・・・。
さて、日米そして世界株価は5/28(日本時間5/29)発表「エヌビディア」の26/1Q(2-4期・1/27-4/27)業績発表(増収増益)で(時間外ですけど)大きく上昇しました。
「8-K(重要事項報告書)」によると、売上高は前年同期比△69.2%=440億ドル、営業利益△28.0%=216億ドル。ただ、営業利益率は49.1%へ低下(前年同期は64.9%)。1株利益(EPS・希薄化後)は0.76ドル(前年同期0.60ドル)。4半期配当は前年同期同額0.01ドル・・・。
この数字、何度も言ってきましたが「インチキ」でしょうね。「これまで見た中で最も偉大な会計エンジニアリング」というメモが流れてきました。
「Nvidiaの直接顧客2社はデータセンター収益391億ドルのうち130億ドル。売上の3分の1は2人の顧客だけに支払われています」とのこと。2年前から知ってます。