… … …(記事全文3,336文字)<中国の金輸入、9月も100トン超を維持>
中国税関総署によると、9月の金輸入量は144.9トンとなった。これで2月から8ヵ月連続で100トンを超えている。8月の141.2トンを上回っており、6月以来の高水準になっている。7~9月期の合計では420.6トンとなり、前年同期の304.7トンを115.9トン上回っている。これは2022年以来となる4年ぶりの高水準だ。1~9月の合計は1,281.5トンとなり、前年同期の756.4トンを525.1トン上回っている。年間輸入量が2,000トンを超えた15年以来、11年ぶりの高水準になる。
中国の金輸入量が安定的に100トン台を確保していることからは、3月以降の金相場の値下がり傾向、地政学環境の不安定化などが、中国の金需要を強く刺激していることが窺える。10月の国慶節の連休の在庫補充ニーズも影響した模様だが、9月は上場投資信託(ETF)保有残高も11トン増と、3ヵ月連続で増加し、月末時点では過去最高を更新している。中国では株式相場の急落、国債利回り低下、中国人民銀行(中央銀行)の金準備増強加速なども、金需要の拡大要因になっている。

