… … …(記事全文2,824文字)<ホルムズ海峡の開放を先取りする原油市場>
NYMEX原油先物相場は、7月23日の1バレル=93.50ドルで上げ一服となり、8月5日のアジア時間には85ドルの節目も割り込む展開になった。7月は中東情勢が改めて緊迫化したことを受けて、2日の安値67.04ドルから急ピッチな値上がりが続いていたが、原油相場は調整色を強めている。
ホルムズ海峡のタンカーの通航がほぼ停止した状態には、大きな変化は見られない。未確認のタンカーが通航している可能性もあるが、位置情報AIS信号を発して通過しているタンカーは、1日当たり0~2隻の状態が続いており、7月中旬以降は湾岸諸国の原油輸出が困難に直面した状態に変化はみられない。しかし、マーケットは米国のイランに対する大規模攻撃が連日報告される状態が一服すると、改めて攻撃が報告されても大きな反応を見せず、供給環境の改善を先取りする動きを続けている。
