□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年1月20日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 穀物市場の過熱感解消の動きを考える、アルゼンチンでは輸送停滞のリスク浮上中 =================================== <高騰一服で調整売りが広がった穀物相場> CBOTトウモロコシ先物相場は、年初の1Bu=487.25セントから1月13日の541.50セントまで急伸したが、その後は520~535セント水準で上げ一服となっている。急ピッチな上昇相場の反動から調整売りが膨らんでおり、持高調整を消化していることが窺える状況にある。大連商品取引所でも年初の1トン=2,690元から1月13日高値は2,926元に達していたが、ややその後は2,800元台で揉み合う展開になっている。CBOT大豆先物相場も1月13日の1,437セントをピークに、足元では1,300セント台中盤まで軟化している。何か大きなネガティブ材料が浮上した影響ではなく、単純な持ち高調整とみられる。 キング牧師の日の連休明けとなる19日のシカゴ市場では、大豆を中心に利食い売りが膨らんでおり、大豆が前日比31.00セント安の1,385.75セント、トウモロコシが5.50セント安の526.00セントとなっている。一応はブラジルの主要生産地で降雨が報告されている影響が指摘されているが、産地降雨に対する反応としては、価格変動が大き過ぎる。ブラジルでは既に収穫作業に着手している地域も出ており、純粋に天候相場の視点に立てば、「今更、雨が降っても手遅れ」との評価が基本になる。イールド環境の改善が可能な時期は終わっており、収穫期直掩に更に作柄が大きく悪化するリスクを後退させる動きに留まるためだ。… … …(記事全文4,067文字)
