□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年11月25日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 高騰続くシカゴ穀物相場、レーショニングか南米天候改善まで上振れリスク =================================== <シカゴ穀物相場の高騰続く> シカゴ穀物相場の高騰が続いている。CBOTトウモロコシ先物相場は1Bu=430セント台まで値上がりし、2019年7月以来の高値を更新している。CBOT大豆先物相場も1,200セント水準まで値上がりし、2016年6月以来の高値を更新している。トウモロコシは8月以降、大豆は6月以降に上昇トレンドが確立しており、どこまで上値を切り上げることが可能かが打診される局面になっている。 北半球では収穫作業がほぼ終了したことで、供給量は確定している。米国産の場合だと、トウモロコシは145.07億Bu(前年度は136.20億Bu)、大豆は41.70億Bu(同35.52億Bu)と、ともに前年度比では増産が実現する。ただ、米農務省(USDA)の8月需給報告では、トウモロコシが152.78億Bu、大豆が44.25億Buが想定されていたため、ここ数カ月は米国で想定されていた収量を確保できないことに対する危機感が、相場水準の切り上げによって、南半球の増産を促している状況というのが基本的な理解になる。… … …(記事全文3,579文字)
