□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年9月18日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 価格高騰でも増えない天然ゴムの集荷量、生産体制の回復支援が急務に =================================== <価格急騰でも集荷量の急増はもはやない?> JPX天然ゴム先物相場(RSS)は、8月31日の1㎏=205.50円で上げ一服となったが、9月14日の175.10円で下げ止まり、その後は改めて180円台後半まで切り返す展開になっている。急騰地合は一服したが、約2週間にわたる調整局面を経て、上昇トレンドを再開しつつある。現状では、8月下旬の急騰地合に対するスピード調整が行われたものの、上昇地合は維持されているとの評価が妥当だろう。 こうしたJPXゴム相場の値動きに関しては、概ね産地の価格と需給との関係性から説明をすることが可能である。8月下旬の産地相場の急伸については、需給ひっ迫状態との評価になる。コロナ禍から経済活動の正常化が進むプロセスにおいて、需要が供給に先行して正常化を進めたことで、需給タイト感が強まった。これが、タイ中央ゴム市場のRSS相場の場合だと、8月月初で1㎏=45バーツ台だった相場を、9月2日の61.96バーツまで押し上げた。即ち、価格高騰によって「需要の抑制」と「供給の拡大」を促す必要性が警告されたのである。… … …(記事全文3,889文字)
