□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年9月15日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== OPECは最悪の状況で60周年を迎える / BPは石油需要の伸びが終わった可能性を指摘 =================================== <OPECは60周年を迎えたが…> 石油輸出国機構(OPEC)は9月14日、創設から60周年を迎えた。バルキンド事務局長は、「石油市場の秩序と安定を目的として、役割りを拡大してきた」とその功績を自負しているが、現実には米国のシェールオイルに代表される非加盟国の台頭と激しい競争を迫られる一方、脱化石燃料の時代的要請から再生可能エネルギーの普及が進むなど、長年にわたって石油市場に大きな影響を及ぼしてきたカルテルの影響力には陰りが目立つ状況にある。 象徴的だったのが2018年以降にロシアなど、非加盟国との協調体制(OPECプラス)に転換したことだ。従来は盟主サウジアラビアを中心にOPECが産油量を機動的に調整することで原油需給、価格を管理することが可能だった。しかし、シェールオイルの大規模な増産が続く中、もはやOPEC単独での需給管理は限界を迎え、2014年には原油相場急落を招いた。… … …(記事全文3,758文字)
