□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年9月8日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 8月雇用統計は「良好」でも、FRBは今後の数年の低金利政策を約束 =================================== <失業率は一けた台に、雇用者数は4カ月連続増> 米労働省が9月4日に発表した8月雇用統計は、予想以上に良好な数値となる一方、雇用環境は依然として厳しい文脈上にあることを再確認させる内容になった。非農業部門就業者数は前月比137.1万人増となり、前月の173.4万人増からは伸びが鈍化したが、4か月連続でプラスとなっている。市場予測140.0万人増を若干下回ったが、概ね想定されていた通りの数値が得られたと言える。一方、失業率は前月の10.2%から8.4%まで急低下し、市場予測9.8%を大きく下回った。 今回は、国政調査のために23.8万人が臨時雇用された特殊要因でかさ上げされた数値になっているが、それでも特に失業率が二桁台を大きく割り込んだことにはサプライズ感が強い。トランプ米大統領も自身のTwitterに「雇用数凄いぞ!8月は137万人も増えた。失業率は8.4%まで低下だ(ワォ、予想よりはるかに良い!)。あらゆる予想よりも早く、大きく10%を割り込んだ」と投稿して、11月3日の米大統領選投票を前に良好な数値が得られたことに対して、喜びを隠していない。… … …(記事全文3,740文字)
