□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年8月26日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== クロップツアーとUSDA報告に誤差、穀物相場はネガティブ材料出尽くし =================================== <クロップツアーの報告内容とUSDA報告にズレ> 穀物調査会社プロ・ファーマー(Pro Farmer)のクロップツアー(Crop Tour、産地調査)が8月17~20日の日程で実施された。米農務省(USDA)によると、直近の8月23日時点の生産進捗率は、トウモロコシだとドウが前週比12%上昇の88%、デントが同11%上昇の44%、成熟が5%となっている。また大豆だと、着サヤが前週比8%上昇の92%、落葉が4%となっている。このため、受粉期がほぼ終了し、収穫期に向けて成熟を進める時期にクロップツアーが実施された格好になるが、今季はUSDAの報告内容との間にかい離がみられ、それがシカゴ穀物相場の下値不安を後退させている。 プロ・ファーマーのイールド見通しは、トウモロコシが177.5Bu/エーカー(レンジは175.7~179.3Bu)、大豆が52.5Bu(同51.5~53.6Bu)となっている。これは決して悪い数値ではなく、基本評価が「不作」か「豊作」かと言われれば、間違いなく「豊作」の評価が求められる。… … …(記事全文3,637文字)
