□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年8月21日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 産地相場と消費地相場の歪みが続く天然ゴム、産地では急伸が続いている =================================== <産地相場高でも上がらない消費地相場> JPX天然ゴム先物相場(RSS)は、8月7日の1㎏=179.40円で上げ一服となり、その後は2週間にわたって170円台で揉み合う展開になっている。産地相場高と連動して約5カ月ぶりの高値を更新していたが、180円台回復を前に失速し、調整局面入りしている。一方で、170円割れから値崩れを起こすような勢いはみられず、決定打を欠いている。 8月中旬のゴム相場環境は複雑化している。産地相場に関しては、7月下旬から続く急ピッチな上昇地合を言いしており、昨年7月以来の高値を更新している。連日の戻り高値更新となっており、地合は依然として強い。一方で、消費地相場の値動きは鈍く、逆に調整売りを進めるような動きも目立つ。「急伸地合が続く産地相場」と「調整色を強める消費地相場」のどちらがゴム市場の実勢を反映しているのかが問われる局面になっているが、過去2週間はその結論を出せずに、両市場のゆがみが増幅し続ける状況になっている。… … …(記事全文3,678文字)
