□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年8月18日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 中国で食べ残し根絶の動き、豚肉価格急騰など食料需給に混乱発生か =================================== <中国で豚肉価格が約2倍に> 中国の7月消費者物価指数は前年同月比2.7%上昇となった。6月の2.5%上昇から伸びが加速している。一般的に最近のマーケット環境において、インフレ圧力の高まりはポジティブなデータと評価される傾向にある。新型コロナウイルスの影響で停滞していた経済活動が正常化に向かっていることを象徴する動きと評価されるためだ。しかし中国においては、生産者物価指数は前年同月比2.4%低下となっており、6月の3.0%低下からは上振れしたが、マイナス状態からは抜け出せない状況が続いている。 特に問題視されているのは、食品価格のみが高騰していることだ。中国においては、豚肉価格動向は家計部門に対して大きな影響力を有しているが、7月の豚肉価格は前年同月比85.7%と異例とも言える上昇率を記録している。国家経済改革委員会は、「7月の食品価格変動は通常のレンジ内の動きだ」と記者会見で楽観的な見解を示しているが、一部地域では市民の抗議デモも報告されており、社会不安を促しかねない動きとして注目度が高まっている。… … …(記事全文3,539文字)
