□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年8月13日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== USDA8月需給報告、米国産トウモロコシと大豆は過去最高のイールド見通しに =================================== <過去最高のイールド実現か> 米農務省(USDA)は8月12日、最新の需給報告(WASDE)を公表した。今季は5~7月にかけてイールド見通しの修正が行われなかったが、産地では総じて理想的な気象環境が報告され続けていた。6月末から7月初めにかけての数日間にわたってホット・アンド・ドライ(高温乾燥)傾向が報告されたが、それを除くと特に米国産穀物生産を阻害するような天候不順は報告されていなかった。このため、USDAがどの程度まで豊作見通しを需給報告に反映させるのかが注目されたが、豊作を確実視している向きにとっても、サプライズ感がある高イールド見通しが示された。 トウモロコシに関しては、トレンドイールドが178.5Bu/エーカーとなっているが、今報告ではそれが一気に181.8Buまで1.8%上方修正されている。トウモロコシの最終イールドの過去最高は2017/18年度の176.6Buだが、今季は米国の穀物史で初の180Bu台乗せが想定されている。10年前は豊作と言われても152.8Buだったが、ここ数年は170Bu台が通常の状態になっていたが、いよいよ180Bu台が現実的な数値として提示された格好になっている。昨年度は、作付け作業の遅れの影響もあって167.4Buに留まっていたが、そこから8.6%もの上振れになる。… … …(記事全文4,035文字)
