□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年7月31日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 天然ゴム市場がOSEに移管されて1週間、産地主導の上昇圧力が維持される =================================== <TOCOMからOSEに市場移管> JPX天然ゴム先物相場は、1㎏=160円台までコアレンジを切り上げる展開になっている。6月下旬から7月下旬にかけて、約1カ月にわたって150円台中盤から後半で動意を欠いていた相場だが、7月30日高値は166.10円に達しており、6月8日以来の高値を更新している。新型コロナウイルスの第2波が世界各地で警戒される状況だが、ゴム相場に関しては上昇トレンドが持続中であることが確認されている。 今週のゴム市場の話題としては、7月27日に東京商品取引所(TOCOM)から大阪取引所(OSE)に貴金属や農産物と同時に、ゴム市場も移管されたことがある。10年来議論されていた総合取引所構想だが、エネルギー市場のみをTOCOMに残し、残りの市場を全てOSEに移管するという、やや中途半端な結果になっている。なぜエネルギーだけを総合取引所構想から外すのかは各所で批判の声も目立つが、赤字決算が続く中でも最後まで総合取引所に慎重だった経済産業省が納得できる最終ラインとして、TOCOMは総合エネルギー市場として残されることになった。… … …(記事全文4,110文字)
